発表会まであと2ヶ月
教室生さん、どんどん暗譜合格しています(^。^)
今日は、暗譜が出来なくて泣いていた生徒さんが
お母さんの素晴らしい工夫で1週間で暗譜ができたお話をします。
Aくん、いつも学童から帰って、お姉さんと一緒にピアノ教室に来ています。
教室で暗譜のノウハウを細かく指導し、
練習用アップライトピアノで練習を始めたのですが、30分経っても1小節もできず、
しくしくと泣いていました。
Aくんに「もっと簡単な曲に変更しようか?」と言って、彼はうなずきました。
私は、この子の頭の中がゲームでかなりのウェイトを
占めていることがわかっていましたので(笑)
「少しゲームの時間を減らして練習しないとうまくいかないよ」と
アドバイスしました。
翌日お母さんからのLINEで「今日から毎日練習すると言っています。
元の曲に戻してもいいでしょうか?」
と連絡があり私は「嬉しいです!その言葉を待っていました!」
と返信を送りました。A君のお母さんはフルタイムのお仕事です。
毎日職場の帰りに学童にA君を迎えに行って、
お忙しい中であるルールを決められました。
※お母さんも頑張って、ピアノの練習を手伝う
※ゲームの前にピアノをする。
※ピアノを弾いた時間だけゲームができる。
※今週の土日は、朝昼晩と3回ピアノの練習をする。
本人に話を聞くと、「辛かったのは最初の1日目だけ。泣いて泣いて必死に弾いた」
「2日目からどんどん調子が出てきて、1週間で暗譜出来た(^。^)」
A君が
「先生、全部暗譜できたから、弾くよ」と言って
すらすらと弾き始めました。
私は、感動して泣きそうになって
思いっきり拍手をしました。
「すごいね!やったね!お母さんにありがとうだね!」
A君も「お母さんが手伝ってくれなかったらできなかったと思う。
できて本当に嬉しい」晴れ晴れとした顔をしていました(^。^)
お姉ちゃんが、
「この1週間は、私がお風呂に入っている時も、
2階にいる時も
いつもAくんのピアノの音が聞こえてたよ」
もちろん楽譜を見て発表会に参加される
教室もたくさんありますので
これはうちの教室のルールですが(^^)
私は、生徒のマインドを良い方向に動かすのが
得意分野ですが、
今回は、お母さんの知恵と工夫のアイディアに
圧倒されました。
改めてうちの教室生の何がすごいかってここなんですよね。
生徒さんだけじゃなく、
保護者の教育熱心な素晴らしさ、
いい加減な保護者さんは、いないと思います。
もちろんそんな生徒さんは体験レッスンに来られても、ふしぎとご入会には至りません
(別にピアニストにするとか、音大に行くとかの問題ではありません。)
A君のお家は数年前にアップライトピアノ購入され
そこからどんどん上達してきたと思います。
私の教室は、レッスンに共感して集まっていただいた
教育に熱心な保護者さま
そして、あたたかい家庭で育った生徒さんに
来ていただき改めてこの仕事をして良かった!
自分の幸せを噛み締めています(^。^)
昨年の発表会会場です。
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