好きな曲を選べる楽しさ

お盆休みが終わって、今日からレッスンが始まります。

12月のステージ発表会に向けて

小さなお子様や初心者の方を除いて、
演奏曲が決定しました。

うちの教室は、「自分の弾きたい曲を弾く」
と言う方針です。

理由は、私が小さい時に
「あなたはこの曲弾いてね」と言われ、

「本当はもっと他に弾きたい曲あるのになぁ」と思い、
自分の好きな曲を聞かせてもらえなかった経験があります。

幼稚園や保育園から来てくださっている生徒さんで、
だいたい小学校4年生以上になると、

自分でYouTubeや音楽アプリを開いて
自分の好きな曲を選んできます。

生徒「先生、3、4曲選んだけど弾けるかな？」

先生「〇〇は、左手が難しいだけであまりうまく聞こえないよ」

先生「△ △ は、臨時記号と16分音符が多いので、譜読みに時間をかける必要があるよ」
先生「□ □ は、和音が多いので、指をしっかり広げないといけないよ」


など私のアドバイスは10項目以上にもなります(笑)


しかし、最後に決めるのは、生徒さん自身です。


うちの教室の生徒がすごいのは


ほとんどの自分が弾きたい曲は、弾けるように努力をすると言うことです。


普段の自分の弾いている教則本より難しくても、


必死に努力をして弾いている姿を見ると、
「素晴らしいなぁ」と感動しています。


これは、生徒さん同士の相乗効果だと思います。


他の生徒さんの選んでる曲や演奏を聞いて、


「すごいなぁ！自分もあんなステキな曲が弾きたい」


私に弾かされていると言うよりも、自主的に自分で選んでいくと言うことの大切さ。

これがその子のピアノのレベルを大きく上げていると思います。