夏休みも、もうあとわずかですね。
子どもたちにとっては楽しい夏休みですが、ピアノ教室では、7月のサマーコンサートが終わったら、もう12月の発表会に向けてスタートです。
今年は、サマーコンサートのときに、12月の発表会で弾く曲を決めようとお話しました。
そして、今回初めて、ちょっとした取り組みをしてみました。
発表会の曲を、まずは「右手を最後まで」「左手を最後まで」弾けるようになったら、ささやかなプレゼントを渡すことにしたのです。
すると……
なんと、1週目で約半数の生徒さんが達成!
「もうできたの?」と、私の方が驚いてしまいました。
教室では、誰がどこまでできたのかを、子どもたちにも分かるように見える形にしています。
それが嬉しいのか、レッスンに来ると、
「ここまでできた!」
と、自分から教えてくれる生徒さんもいます。
ご家庭での様子を伺っても、
「いつもの何倍も練習しています」
という嬉しいお話をいただきました。
中学生にも効果があったのには、私もびっくりしました。
やっぱり、「自分で目標が見える」ということは大切なんですね。
今回のプレゼントは、本当にささやかなものです。
それでも、
「やったー!」
と喜んでくれる子どもたち。
その姿を見ていると、私まで嬉しくなります。
そして、夏休み中に達成できなかった生徒さんにも、もちろんプレゼントは用意しています。
大切なのは、決められた期間内に達成することではなく、それぞれのペースで一歩ずつ進んでいくことだと思っているからです。
私がレッスンで大切にしていること
今回、私自身が改めて感じたのは、生徒さんによって「できるようになるまでの道のりは違う」ということです。
例えば、同じ曲を練習していても、最初に右手から取り組む方がいい子もいれば、左手から始めた方がスムーズな子もいます。
声のかけ方も違いますし、取り組む順番も違います。
もちろん、年齢やレベルによっても変わります。
だから私は、できないからといって、すぐに先生が答えを教えてしまうのではなく、
「どうしたら、この子が自分の力でできるようになるかな?」
と考えるようにしています。
これが、私がレッスンで大切にしていることの一つです。
先生ができるようにしてあげるのではなく、生徒さん自身の力を引き出すこと。
そのために、私たち指導者が工夫する。
今回の取り組みも、その一つでした。
そして、もう一つ、今回のチャレンジには大切な約束があります。
楽譜にドレミを書かないこと。
これは、先生との約束です。
最初は少し難しく感じる子もいますが、少しずつ楽譜を自分で読めるようになっていきます。
「読めた!」
「弾けた!」
という経験を積み重ねながら、12月の発表会に向けて頑張っています。
オンラインの生徒さんにも同じように
オンラインレッスンの生徒さんにも、教室の生徒さんと同じように取り組んでもらっています。
オンラインだからプレゼントを渡せない……ということにならないように、ある方法を使って、同じように達成を感じてもらえるようにしました。
画面越しに嬉しそうな顔を見せてくれると、それだけでこちらも嬉しくなります。
7月に曲を決めて、8月にはもう右手と左手を最後まで弾けるようになった生徒さんがたくさんいます。
ここからは、両手で合わせたり、音楽の表情をつけたり、それぞれの曲を少しずつ仕上げていきます。
12月27日の発表会には、きっと今とは全く違った演奏を聴かせてくれることでしょう。
その成長を見られることが、今からとても楽しみです。
そして何より、毎日頑張って練習してくれている生徒さんたち。
ご家庭で温かく応援してくださっている保護者の皆さま。
本当にありがとうございます。
子どもたちが「自分でできた!」と喜ぶ瞬間に立ち会えることは、ピアノを教える仕事の大きな喜びです。
12月の発表会まで、あと4か月。
一人ひとりのペースを大切にしながら、みんなの「できた!」をたくさん増やしていきたいと思います。
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