ピアノを習っていると、一度は耳にする「ピアノコンクール」。
コンクールには、たくさんの成長の機会があります。一つの曲にじっくり向き合い、目標に向かって努力すること。人前で演奏する経験を積むこと。そして、自分の演奏を客観的に見つめ直すこと。
こうした経験は、子どもたちにとって大きな財産になると思っています。
一方で、結果が思うようにいかなかったり、周りのお子さんと比べて自信をなくしてしまったりすることもあります。
コンクールには、良い面もあれば、難しい面もある。
私は、その両方を理解したうえで、子どもたちと向き合いたいと考えています。
ピアノ教育に関心を持ってくださることへの感謝
お子さまのピアノ教育に関心を持ち、日々の練習を見守り、より良い環境で学べるようにと、良いピアノを準備してくださる保護者の皆さま。
そのお気持ちを、私は本当にありがたく思っています。
ピアノは、鍵盤を押せば音が出る楽器ですが、楽器によって音色もタッチも表現の幅も変わります。
お子さまに良い音楽環境を整えてあげたいという保護者の皆さまの思いは、子どもたちの成長を支える大きな力です。
その期待に応えられるよう、私自身も一人ひとりの成長を大切にしながら、指導を続けていきたいと思っています。
コンクールに出たい!その気持ちを応援します
私の教室では、私から積極的にコンクールへの参加を促すことはしていません。
けれども、生徒さん自身が「コンクールに出てみたい!」「あの舞台で弾いてみたい!」と思ったときには、その気持ちを大切にし、全力で応援します。
自分で目標を見つけ、挑戦してみたいと思うこと。
それ自体が、とても素晴らしいことだからです。
ただし、コンクールに出ることだけが、ピアノの上達につながる唯一の道ではありません。
自分のペースで曲を仕上げることも、好きな曲を弾けるようになることも、音楽の美しさを知ることも、すべて大切な学びです。
私が一番大切にしたいのは、ピアノを弾く楽しさ
ピアノが大好き!
昨日まで弾けなかったところが、今日は弾けるようになった。
楽譜が読めるようになった。
大好きな曲を、自分の力で弾けるようになった。
そんな小さな喜びを積み重ねながら、子どもたちには音楽を楽しめる人に育ってほしいと願っています。
ピアノを弾くことが嬉しい。
音楽がある毎日が楽しい。
そして、ピアノが自分の人生を豊かにしてくれる。
そんな経験を、子どもたちにたくさんしてほしいのです。
楽しいピアノの世界の中に、コンクールという挑戦もある。
私は、そう考えています。
コンクールを目標に頑張ることも、好きな曲を自由に楽しむことも、どちらも素敵なピアノの世界です。
そして、もしコンクールで思うような結果が得られなかったとしても、それでその子の価値が決まるわけではありません。
努力した時間も、音楽と向き合った経験も、決して無駄にはならないのです。
一人ひとりの、自分らしいピアノを
ピアノの楽しみ方は、一人ひとり違います。
コンクールに挑戦したい子。
大好きな曲をたくさん弾きたい子。
美しい音色を追求したい子。
自分の気持ちを音楽で表現したい子。
どの子にも、その子らしい音楽の楽しみ方があります。
私は、コンクールの結果だけで子どもたちを評価するのではなく、それぞれの成長を見つめ、その子が持っている可能性を大切に育てていきたいと思っています。
コンクールは、ピアノのすべてではありません。
音楽を楽しみ、自分らしい演奏を育て、ピアノと長く付き合っていく。
その先に、コンクールへの挑戦があってもいい。
挑戦しなくても、素晴らしいピアノの世界は広がっています。
子どもたちが「ピアノを習っていてよかった!」と、いつか心から思えるように。
これからも、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、音楽の楽しさを伝えていきたいと思います。
いまさかピアノ教室は
一人ひとりの個性を大切に、音楽を楽しむ心と、自分の力で楽譜を読み、表現する力を育てていきます。
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